シミ取りが自宅でできたらいいのになあ…
なんて考えたことはありませんか？
「シミが気になってきたけど、
クリニックのレーザー治療はちょっと怖い…」
家庭用の美顔器やレーザー機器も販売されているため、
なんとかして自分でシミを取れないかと模索されているのではないでしょうか。
【はたして自宅でシミ取りは出来るのか？】
シミ専門サロンのエステティシャンである私が解説していきます！
みえだ ゆか
シミ専門フェイシャルサロン Flownny 代表
2021年 大阪にオープン
二児の母
記事の内容
・自宅用美顔器のシミ対策機能と効果
・自宅用シミ取りレーザーペンの機能と効果
・シミ取りレーザーペンの口コミ
・シミはレーザーで取れても復活するのか
大人気のシミ取りレーザーが自宅でもできる時代に
シミ取りレーザーが普及
美容医療のクリニックが沢山できて、シミ取りレーザーは急速に普及しました。
SNSでシミ取りレーザーのビフォーアフター画像が流れてきたのを
ご覧になったこともあるのではないでしょうか。
レーザーによって シミの原因であるメラニン色素を破壊するので、
少ない回数で綺麗にシミが消えていて感動しますよね。
しかし、価格やコミュニケーションの面などで、
クリニックへ足を運ぶのに抵抗がある方も多いようです。
そこで注目を浴びるのが
家庭用の美顔器やレーザー機器です。
家庭用の美顔器やシミ取りレーザー
Amazonや楽天市場等の通販サイトで家庭用の美容機器も手軽に入手できるようになりました。
「クリニックやサロンは敷居が高いけど、自宅でできる範囲のことはやりたい」
という人のニーズを捉えて、市場が拡大しています。
- 毛穴吸引器
- ウォーターピーリング
- 美顔スチーマー
- 脱毛器
- 美顔ローラー
- 美顔器
- シミ取りレーザーペン
など、実に様々な種類の家庭用美容機器がありますが、その中でも注目を集めているのは美顔器とシミ取りレーザーです。
様々なメーカーが沢山の機器を発売していますが、家庭用美顔器と家庭用シミ取りレーザーにはどの様な機能と効果があるのでしょうか？
今回は「自宅でシミ取りができるのか？」というテーマなので、シミに対する機能や効果について紹介します！
家庭用美顔器のシミ対策機能と効果
美顔器には様々なスキンケア機能が備わっていますが、その中でもシミ対策としての機能を紹介します。
イオン導入
マイナス電流を流し、化粧水に配合された美容成分を奥まで浸透させます。
ピーリング
超音波の振動と水で皮脂などの汚れを落とします。
また、高速振動の刺激により血行促進などの効果も期待できます。
LED照射
赤や緑色等のLEDを照射することにより、色素沈着を薄くするなどの効果が期待できます。
家庭用美顔器にはシミに有効な機能が備わっていますが、シミを直接取り除く機能はありません。
家庭用エイジングケアレーザー・シミ取りレーザーペンの機能と効果
自宅で使えるレーザー機器は大きく分けて2種類あります。
エイジングケアレーザー
フラクショナルレーザーを肌全体に対して満遍なく照射して使用します。
レーザーの熱によりダメージを与え、その傷を治すための自己回復能力により肌の再構築を行います。
シミを直接取り除く機能ではありません。
シミ取りレーザーペン
ペン型機器の先端に付いてる針から出るレーザーでシミを焼きます。
メラニン色素などの黒いものに反応するレーザーで、シミやほくろなどに対して使用します。
ある使用者のブログによると
・強い痛みを伴う
・ほくろは消えたものと無変化のものがあった
・シミは消えたものと無変化のものがあった
とのことです。
個人的には非常に危険な機器だと感じます。
素人の手で肌に対して非常に強い刺激を与えることになるので、瘢痕化 (外傷となり傷跡が残る)や白斑化 (皮膚の色が白く抜ける)など、治療が困難な症状が出る可能性もあります。
リスクの高い美容機器だと言えます。
家庭用シミ取りレーザーペンの口コミ
家庭用シミ取りレーザーペンを実際に使用した人の感想がどうなのか口コミが気になりますよね…。
オンラインショップ等に投稿されている口コミはサクラの可能性があるので、X(旧Twitter)で調べました。
『家庭用 レーザーペン』『シミ取り レーザーペン』で検索をかけましたが、「痛い」「怖い」という旨の投稿が一つずつあるだけで、参考になる口コミは投稿されていませんでした。
リスクの高い商品なのであまり普及していないことが伺えます。
自宅で安全にシミ取りできるレーザー機器は無い
美顔器にはシミに有効な機能も備わっていますが、シミを直接取り除くような機能はありません。
家庭用のシミ取りレーザーペンは、高温を伴うレーザーで肌を焼くので、取り扱いを誤ればシミより厄介な症状へと発展する可能性があり、高リスクだと言えます。
「じゃあ、やっぱりクリニックでシミ取りレーザーをするしかないの…？」
もちろんクリニックへ足を運ぶことも選択肢のひとつです。
ただ、シミ取りレーザーについて もう少し知ったうえで検討することをおすすめします。
「そもそもレーザーでシミを取るってどういうことなの？」
「レーザーで取ったシミが再発するって本当なの？」
次の章では、このあたりをお話ししていきます。
シミ取りレーザーで取ったシミは復活するのか
シミ取りレーザーの種類
美容レーザーについて検索すると、たくさんのレーザーの名前が出てきて混乱しますよね。
その中でシミ取り用のレーザーと混同されやすく、シミ取りレーザーとは効能が大きく異なるのが『フラクショナルレーザー』です。
レーザーで皮膚に小さな点状の穴をあけて、その穴(傷)を修復する細胞の自然治癒能力を利用して、肌の再生を促します。
ニキビ跡の凹みの改善や毛穴の開きを収縮させるなどの効果があります。
- ピコレーザー
- ルビーレーザー
- アレキサンドライトレーザー
- QスイッチYAGレーザー など
○○レーザーという名称のものがたくさんありますが、
基本的にはレーザーの波長の違いで名前が分かれているだけです。
どのレーザーも
シミの正体であるメラニン色素をレーザーの熱で破壊するという同様の仕組みになっていて、
シミの種類などによって使い分けられています。
シミ取りレーザーの仕組み
排出されずに蓄積されたメラニン色素がシミの正体です。
シミ取りレーザーは、黒い色素に反応して熱エネルギーが発生します。
レーザーはメラニン色素(シミ)にのみ反応し、熱で破壊します。
レーザーによって破壊されたメラニン色素は、体内に吸収されるか、かさぶたとなって剥がれ落ちます。
シミ取りレーザー後のシミは復活するのか
結論から言うと、シミ取りレーザーで取ったシミは再発します。
レーザーでメラニン色素(シミ)を破壊して除去しますが、
メラニンを作っている細胞(メラノサイト)は残ったままです。
メラノサイトは副作用等の関係でレーザーで取り除くことはできません。
メラノサイトが残っている以上は 同じ場所にシミが再発し、
もともとあったシミよりも厄介なシミになる場合がほとんどです。
シミ取りレーザーに依存しない解決策は『シミができない肌に育てる』こと
シミの根本的な対策とは
シミ取りレーザーでシミは除去できますが、
再発する以上、根本的な解決とは言えませんよね。
そして、再発したシミに繰り返しレーザーを照射するのは避けたほうが良いでしょう。
レーザーの熱は肌にダメージを与えてしまうからです。
じゃあ、根本的な解決策はないの…？
いいえ、ひとつだけあります！
『シミができない肌に育てること』です。
シミができない肌とはどんな肌？
| シミができない肌 | シミができる肌 |
|---|---|
| ターンオーバー（肌の代謝）が正常 | ターンオーバー（肌の代謝）が乱れている |
| メラニン色素が排出されている | メラニン色素が蓄積されている |
| 水分を保持できる | 水分を保持できない |
レーザーを使わずにシミが取れる(薄くなる)流れ
今あるシミの色を、こげ茶色→茶色→うす茶色→ベージュ→… と少しずつ戻していきます。
乱れてしまったターンオーバーを正常に戻せるようアプローチします。
ターンオーバーが正常化すれば、メラニン色素は少しずつ肌の表面から排出されます。
メラニン色素が排出されても、新たなメラニン色素がたくさん生成されると再びシミとなります。
そのため、新しく生成されるメラニン色素を抑えることも重要です。
今あるシミを薄くしながら排出させて、新たなメラニン色素を増やさないようにする。
この3ステップが叶えば、シミを根本的に解決できるようになります。
総括：シミ取りレーザーは自宅でもできるが危険
- 家庭用の美顔器やレーザー機器は通販で直ぐに手に入る
- 家庭用機器にはシミに効く機能は付いてても、シミを取り除ける機能は付いてない
- シミはレーザーで取り除けるが再発する
- シミを根本的に解決するにはシミができない肌に育てること
自分の肌とは一生の付き合いなので、
もちろん シミ対策とも一生の付き合いになります。
人生でいちばん若い今、シミへの正しい対策を身に着けることで、
これから先シミのことで悩まない人生を送ることができる…
そう考えると、ワクワクしてきませんか？
私のInstagramでは、根本的なシミ対策についての発信をしています。
今すぐチェックしてくださいね！
