うわっ!シミができてる!!
突如(?)現れたシミ!いつの間にできたんだろう!?
慌てて「何がシミに効くのか」を検索して情報収集されているのではないでしょうか。
どうやらシミは紫外線でできるらしい。
加齢も原因なの?諦めるしかないの…?
なんとなくシミの原因を耳にすることもありますが、
実際のところ、よくわかりませんよね。
そこで!
シミがなぜできるのか、そしてシミのできるメカニズムを知り、
これからのシミケアに役立てていきましょう!
【シミはなぜできるのか?シミのメカニズムは?】
シミ専門フェイシャルサロンのエステティシャンである私が解説します。
みえだ ゆか
シミ専門フェイシャルサロン Flownny 代表
2021年 大阪にオープン
二児の母
なぜシミはできるのか
シミができる理由は、実は至ってシンプル。
それは、肌を守るためなのです。
こんなにも憎き存在のこのシミが、肌を守ってくれてるだなんて…。
予想だにしませんよね。
肌を守るためと言われても、にわかに信じがたい話。
一体全体どういうことなのか…
1からお話ししていきます。
メラニン色素
シミの正体はメラニンという色素です。
きっとあなたも耳にしたことがありますよね。
そもそも、私たちの肌や髪の色は
このメラニン色素によって色づけられています。
メラニン色素は2種類あり、
- ユウメラニン :褐色~黒色の色素
- フェオメラニン:黄色~赤色の色素
この2種類のメラニン色素の比率によって 、肌や髪の色が決まります。
ユウメラニンが多い ➡ 黒髪・黒い肌
フェオメラニンが多い ➡ 金髪・白い肌
メラニン色素が肌を守る
メラニン色素が増える原因は、本当にさまざま。
- 紫外線
- 摩擦
- 加齢
- 喫煙
- 激しい運動
- ストレス
- 睡眠不足
- 排気ガスや大気汚染
- 呼吸
など。
この中でも原因の多くを占めるのが紫外線なので、
紫外線でご説明しますね。
まず、肌が紫外線を浴びると…
このように「肌を守らなきゃ!」と
メラノサイトがメラニン色素を生成します。
なんと、このメラニン色素には
ダメージを吸収するという役割があるのです。
シミを増やすカギは ”ターンオーバー”
肌を守るためにメラニン色素が生成されることは
なんとなくご理解いただけましたか?
といっても、
メラニン色素が生成されるだけでシミができるわけではないのです。
え!どういうことなの!?
なんて声が聞こえてきましたね。
思い返してみてください。
夏に日焼けした若き10代のあの頃を…。
日焼けしたはずなのに、冬になったら肌の色が戻っていませんでしたか?
そうなんです。
今と違って10代のあの頃は、肌がジャンジャン入れ替わっていたのです。
肌が入れ替わる=ターンオーバーと言われています。
なんとなく耳にしたこともありますよね。
このターンオーバーが
年齢を重ねるとともにどんどん乱れて遅くなっていくことで、
蓄積されたメラニン色素がシミとなっていくのです。
シミが発生するメカニズム
これで全体像が見えてきましたね。
1)肌を守るためにメラニン色素が生成される
2)ターンオーバーが乱れて遅くなることでシミになる
これがシミ発生のメカニズムです。
このメカニズムを知っていれば
- 紫外線などの刺激から肌を守ること
- ターンオーバーが乱れないようにすること
がシミケアにおいて重要なことだとわかりますね!
シミ発生のメカニズムを知った上でのシミケア
さて、シミ発生のメカニズムは理解したところで
どのようにケアすればいいのか?が知りたいところですよね。
シミケアは
- 既存のシミを薄くする
- 新たなシミを発生させない
という2つの視点で取り組みます。
シミケア ① 既存のシミを薄くする
メラニン色素を還元する
メラニン色素が生成されることで肌に色がついていくのでしたね。
といっても、突然濃い色がつくわけではないってご存知でしたか?
実は、肌に色がつくのには段階があります。
突然濃くなるのではなく、少しずつ濃くなっていくのです。
薄いベージュ
ベージュ
濃いベージュ
薄い茶色
茶色
濃い茶色
この少しずつ濃くなる段階を、逆に巻き戻して薄くしていくことが
メラニン色素の還元です。
ターンオーバーの乱れを整える
ターンオーバー(=肌の入れ替わり)が どんどん遅くなることで
メラニン色素もどんどん蓄積されてシミになっていく、と先ほどお話ししました。
…ということは!
乱れて遅くなってしまったターンオーバーを 正常に整えれば、
蓄積されたシミを少しずつ排出していくことが可能というわけです。
シミケア ② 新たなシミを発生させない
今あるシミが薄くなっていったとしても、
また新たなシミが次から次へと発生していてはシミが減っていきませんよね。
となると、
新たなシミを発生させないための手段も重要になってきます…!
紫外線対策
シミの原因は数えきれないほど多くありますが、
その中でも多くの割合を占めるのが やはり紫外線。
日焼け止めを1年中塗るのはもちろんのこと、
(予定によって日焼け止めの強さは調整してくださいね!)
たくさん汗をかく日や、ずっと外にいる日なんかは日焼け止めの塗りなおしもお願いします。
日傘や帽子、UVカット眼鏡、UVカットのコンタクトなども活用して
できるだけ対策を心がけてくださいね。
摩擦しない
これはわたくし普段から口酸っぱくお伝えしていることなのですが、、
摩擦しないでください!
…と言われても「別に擦ってないし。」と思うかもしれません。
肌の厚さは平均2㎜といわれています。
シミができる表皮という部分は、0.2㎜。
それほどにまで薄い肌を、どれほど優しい力で触れていますか?
肌に触れるときはもはや無意識の域。
必ず鏡をしっかり見ながら触れることを守ってください。
- 肌が動いていないか
- 音が鳴っていないか(ペチペチとか)
この2つは必ずチェックしてくださいね!
化粧品の見直し
肌を傷つけてしまう合成界面活性剤や、
あらゆる添加物が使用された化粧品を毎日使い続けていると
どうしてもシミが発生しやすい肌の環境になってしまいます。
また、過度な保湿や肌に合っていない化粧品であっても
シミが発生しやすくなります。
といっても、化粧品の見直しはご自身だけで判断するのは難しいですよね。
ここは信頼できるエステティシャンに相談されることを強くおすすめします。
(もちろん私にも頼ってくださいね…)
つまるところ、予防も大切だということ。
毎日の積み重ねが、1年後、5年後、10年後の肌を作っていくわけです。
人生でいちばん若い今、
何を選び、どう行動するかが とても重要。
未来のあなたのために、シミができない肌を育ててあげてください。
「シミはなぜできるの?メカニズムを知った上でのシミケアも紹介」のまとめ
- メラニン色素が肌に蓄積したものがシミ
- 紫外線などの刺激が原因でメラニン色素が生成される
- ターンオーバーが乱れるとメラニン色素が蓄積してシミになる
- シミケアは2つの視点で取り組む
私のInstagramでは、シミ対策やスキンケアについての発信しています。
ぜひチェックしてくださいね!