シミ取りレーザーで消したシミはまた出てくるのか?【口コミも調査】

レーザーで消したシミはまた出てくるのか?

シミ取りレーザーを受けても シミが再発するって本当?

レーザー治療を検討されているそこのあなた!
シミが再発するのかどうか、かなり気になりますよね。

  • レーザーは複数回受けるものだから再発するのが普通
  • 再発するからレーザー治療は意味がない

などの意見があって、混乱していませんか?

【レーザーで消したシミは再発するのか?】

シミ専門サロンのエステティシャンである私が解説します!

この記事を書いた人

みえだ ゆか
シミ専門フェイシャルサロン Flownny 代表
2021年 大阪にオープン
二児の母

記事の内容
・シミ取りレーザー後の口コミ
・シミ取りレーザーの種類と仕組み
・レーザー治療後シミが再発する原因
・レーザーに依存しない根本的なシミ対策

目次

シミ取りレーザー後のシミがまた出てくるのは何故?

シミ取りレーザー後のシミ再発の口コミは?

実際にレーザー治療を受けた方のX(旧Twitter)内の口コミを見てみましょう。

口コミの選定ルール:
「シミ取り 再発」で検索し該当する内容のものを抜粋(2023年8月6日時点)
話題のツイートに表示された上から順(古いものは除外)
画像の添付があるもの、スレッドになっているもの、リプライは除外

期間にばらつきがあるが再発率は高い

口コミを見ると、
1年以上経過してから再発したという声もあれば、数か月で再発したという声も…。

肌やシミの状態、その後のケアにもよるため、
その後の経過は個人差があります。

再発までの期間にはばらつきがありますが、再発率は高めだとうかがえます。


ちなみに、
InstagramやYouTubeの口コミはPR案件だったりで
参考にならないものも多く含まれています。

インターネット検索で出てくる口コミも、
美容クリニックや商品紹介のサイトが上位に出てきがちで、参考にするのは難しいですよね。

それに対して、X (旧Twitter) の口コミはリアルなものが多いので、
是非ご自身でもX (旧Twitter) で検索して口コミをチェックしてみてください。

シミ取りレーザーの種類と仕組み

シミ取りレーザーで除去したシミの再発率が高いことは分かりました!

お次は、
なぜ再発するのか?を掘り下げていきましょう。

・シミ取りレーザーの種類と仕組み
  ↓
・再発する原因

この流れで掘り下げていきます。

シミ取りレーザーの種類

美容レーザーについて検索すると、沢山の似たようなレーザーの名前が出てきて混乱しますよね。

その中でシミ取り用のレーザーと混同されやすく、シミ取りレーザーとは効能が大きく異なるのが『フラクショナルレーザー』です。

フラクショナルレーザー

レーザーで皮膚に小さな点状の穴をあけて、その穴(傷)を修復する細胞の自然治癒能力を利用して、肌の再生を促します。
ニキビ跡の凹みの改善や毛穴の開きを収縮させるなどの効果があります。

フラクショナルレーザーはニキビ跡の治療や肌の若返りのために主に使用され、シミ消しを目的にはあまり使いません。

シミ(メラニン色素)をレーザーで焼く訳では無いので、「表面まで浮いてきてもう少しで剥がれそう」というシミにしか効果はありません。

シミ取り用のレーザーには下記のような種類があります。

  • ピコレーザー
  • ルビーレーザー
  • アレキサンドライトレーザー
  • QスイッチYAGレーザー など

○○レーザーという名前のものが沢山ありますが、基本的にはレーザーの波長やエネルギー量の違いで名前が分かれているだけです。

どのレーザーも
シミの正体であるメラニン色素をレーザーの熱で破壊するという同様の仕組みになっていて、
シミの種類などによって使い分けられています。

シミ取りレーザーの仕組み

STEP
シミがある箇所

排出されずに蓄積されたメラニン色素がシミの正体です。

STEP
レーザーの照射

シミ取りレーザーは、黒い色素に反応して熱エネルギーが発生します。
レーザーはメラニン色素(シミ)にのみ反応し、熱で破壊します。

STEP
メラニン色素の排出

レーザーによって破壊されたメラニン色素は、体内に吸収されるか、浮き上がりかさぶたとなって剥がれ落ちます。

レーザーでシミ(メラニン色素)を破壊して皮膚から排出することでシミを除去しています。

レーザー治療後シミが戻ってくるのはなぜ?【再発する原因】

レーザーでメラニン色素(シミ)を破壊して除去しますが、
メラニンを作っている細胞(メラノサイト)は残ったままです。

メラノサイトは副作用等の関係でレーザーで取り除くことはできません

メラノサイトは皮膚の深いところに存在するため、メラノサイトを除去する技術は現時点では存在しないのです。

紫外線を浴びることでメラノサイトがメラニン色素を生成し、
メラニン色素が蓄積するとシミになります。

メラノサイトが残っている以上は 同じ場所にシミが再発し、
もともとあったシミよりも厄介なシミになる場合がほとんどです。

レーザー治療後シミが濃くなる原因は?

レーザー治療後にシミが濃くなったという話をよく聞きます。

「レーザー治療は失敗したの?」
「レーザー治療の副作用?」

不安になるかと思いますが、基本的には一時的な事なので心配はありません。

レーザーにより細胞が炎症後色素沈着を起こすことでシミが濃くなりますが、通常は半年ほどで自然治癒により色が薄くなっていきます。

色がなかなか薄くならない場合は薬を処方してもらったり、美容液を活用したりします。

シミ取りレーザーでまた出てくるならお手上げ?

シミ取りレーザーは戻りジミで無限ループ?

再発したシミを取り除くために、
再び同じ個所にレーザーを照射することも可能です。

初回と同じように一時的にシミは無くなるかも知れませんが、
その後も同じように再発する可能性は高いでしょう。

レーザーの照射は、肌に対して非常に強い刺激を与えます。
そのため 何度も繰り返すことは好ましくありません。

  • 瘢痕化 (外傷となり傷跡が残る)
  • 白斑化 (皮膚の色が白く抜ける)

など、治療が困難な状態になる可能性もあります。

例えば、数か月後に結婚式があるなど、どうしても肌を綺麗な状態にしておきたいイベントがある時のために、一回のみレーザー治療を行うのはアリだと思います。

一回のみの前提ではなく、シミケアとして繰り返し受ける前提でレーザー治療を受けるのは、非常にリスクが高いと言えます。

短期間で済ませたい!とリスクを負ってレーザーを繰り返すのではなく、
少々期間が必要だとしても根本的なシミ対策と向き合うことがおすすめです。

シミ取りレーザーに依存しない根本的なシミ対策とは

根本的なシミ対策とは、シミができない肌に育てることです。

  • シミができない肌
  • シミができる肌

この2つの違いはこちら。

シミができない肌シミができる肌
ターンオーバー(肌の代謝)が正常ターンオーバー(肌の代謝)が乱れている
メラニン色素が排出されているメラニン色素が蓄積されている
水分を保持できる水分を保持できない

また、主に紫外線を浴びることでメラニン色素(シミのもと)は生成されるため、紫外線対策も重要です。

日焼け止めや日傘、UVカット眼鏡などで紫外線を防ぎ、
なるべくメラニン色素を生成させないようにしましょう。

シミの原因はたくさんありますが、
まずはシミができない肌へと育てながら紫外線対策を徹底すること
シミがなく透明感のある自信の持てる肌へとなっていきます。

総括:シミ取りレーザーで消したシミはまた出てくる

  • X (旧Twitter) の口コミによると再発率は高め
  • 再発までの期間は人によりばらつきがある
  • 再発の原因は「メラノサイトが残っているから」
  • レーザーは繰り返すとリスクがある
  • 根本的なシミ対策をしていくことがおすすめ

私のInstagramでは、シミ対策やスキンケアについての発信しています。
ぜひチェックしてくださいね!

Q&A① Q「シミ取りレーザーの半年後、10年後など数年後はどうなりますか?」

レーザー後に特にシミケアをしなければ、メラニン(シミのもと)を作っている細胞(メラノサイト)が残っている以上は、同じ場所にシミが再度現れる可能性は高いです。

再発を防ぐために、レーザー後にシミケア継続することが大事です。

Q&A② Q「シミ取りレーザーは失敗したらどうなりますか?」

代表的な失敗例を紹介します。

瘢痕化(はんこんか)

レーザーで強すぎる刺激を与えることにより、外傷となり傷跡が残ります。

白斑化

レーザーにより色素細胞がダメージを負い、皮膚の色が白く抜けます。

肝斑が浮き出てくる

レーザーの刺激により肌の奥にあった肝斑(シミの一種)が肌表面に浮き出てきます。

Q&A③ Q「シミ取りレーザー後の色素沈着は治りますか?」

通常は半年ほどで自然治癒により薄くなっていきます。

薬や美容液を活用することでより早く色を薄くしていくことも可能です。

Q&A④ Q「シミ取りレーザーは痛いですか?」

シミ取りレーザーの痛みは「輪ゴムでパチンと弾かれたくらい」と例えられる事が多いです。

X(旧Twitter)で「シミ取りレーザー 痛み」と検索した口コミも見てみましょう。

思ってるより痛い、と覚悟しておいた方が良さそうですね!

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